画像生成AIで画像販売をやってみたら、思ったより売れました。
じゃあ動画はどうなのか——というのが今回の試みです。MidjourneyとPikaを組み合わせて動画を作り、実際に販売サイトに出品してみました。
結論から言うと、「売れる」と「簡単に売れる」は全然違う話でした。この記事では、試してわかったことをそのまま書きます。
画像販売と動画販売の違い
まず前提として、画像と動画では販売の難易度が大きく違います。
| 項目 | 画像販売 | 動画販売 |
|---|---|---|
| 制作時間 | 数分〜 | 数十分〜 |
| ファイルサイズ | 小さい | 大きい |
| 審査の厳しさ | 比較的ゆるい | 厳しいサイトが多い |
| 単価 | 数百円〜 | 数百〜数千円 |
| 需要 | 安定している | サイトによる |
動画はファイルサイズが大きく、審査が厳しいサイトが多いです。AI生成動画を明示的に禁止しているサイトもあるので、出品前に規約確認が必須です。
使ったツールと手順
Step 1:Midjourneyでベースになるキャラクターやシーンを生成
Professional woman working at a modern office desk.
Soft lighting, clean background.
Cinematic style, high quality.
--ar 16:9 --v 6
Midjourneyで画像を複数枚生成して、動画にしたいシーンのベースを作ります。
Step 2:PikaにMidjourney画像を読み込ませて動画化

Pikaの「Image to Video」機能に、Midjourneyで作った画像をアップロードします。
動きの指示は短く・シンプルに。別記事(Pikaで崩れやすい動き7つ)でも書いた通り、指示を盛るほど崩れます。
Slow breathing, subtle movement.
Calm and professional atmosphere.
これだけで十分です。
Step 3:生成した動画を確認・選別

1枚の画像から3〜5本生成して、使えるものだけ残します。崩れた動画は容赦なく捨てます。10本作って使えるのが3〜4本、という感覚です。
Step 4:販売サイトに出品
AI生成動画を受け付けている販売サイトを確認します。
| サイト | AI動画の可否 | 備考 |
|---|---|---|
| Adobe Stock | 条件付きで可 | AI生成であることの申告が必要 |
| Shutterstock | 審査中(変動あり) | 最新規約を要確認 |
| PIXTA | 規約要確認 | 日本語サポートあり |
| Pond5 | 条件付きで可 | AI申告必須 |
必ず最新の規約を確認してください。 AI生成コンテンツへの対応は各サイトで頻繁に変わります。
実際に出品してみた結果
Adobe StockとPIXTAに出品を試みました。
Adobe Stock
AI生成であることを申告した上で審査に出したところ、動きが不自然なものは落とされました。静的に近い・動きが最小限の動画は通過率が高かったです。
PIXTA
AI生成動画のガイドラインが変更中で、一部カテゴリは審査保留になりました。
売上
出品から1ヶ月の売上はゼロでした。審査通過した動画の数がまだ少ないので、母数が増えれば変わる可能性はあります。
画像販売と比べてわかった現実
画像販売との比較で感じたことを整理します。
動画販売が難しい理由
- 審査落ちの確率が高い
- AI生成動画への各サイトの対応が流動的
- 品質の安定したクリップを量産するのに時間がかかる
- 画像より需要が読みにくい
動画販売が向いている人
- 動画編集の経験があって、品質管理ができる人
- 大量に生成して選別できる時間がある人
- 審査落ちを前提に数で勝負できる人
画像販売と同じ感覚でやろうとすると、想定外に手間がかかります。
よくある質問
Q. MidjourneyとPika以外の組み合わせは?
A. Runway Gen-3やKlingも同様の「画像→動画」変換ができます。Klingは日本語プロンプトに対応していて、動きの安定度が高い印象です。Pikaより崩れにくいシーンがある一方、無料枠の生成数に制限があります。
Q. AI生成動画であることを隠して出品していい?
A. ダメです。各販売サイトはAI生成コンテンツの申告を義務付けています。申告なしで出品してアカウントが停止されるリスクがあります。面倒でも規約に従って申告するのが前提です。
まとめ
MidjourneyとPikaで動画販売を試した結果をまとめます。
- 制作手順:Midjourneyで画像生成→Pikaで動画化→選別→出品
- 審査通過率:動きがシンプルなものほど高い
- 売上:1ヶ月でゼロ(母数がまだ少ない)
- 画像販売との違い:手間・審査の厳しさ・需要の読みにくさ、すべて動画の方が難しい
「動画販売も画像販売と同じようにできる」というのは、今の段階では少し楽観的すぎます。ただ、市場が整備されれば変わる可能性はあるので、少量で試し続けるのが現実的な付き合い方だと思っています。
関連記事
- 画像生成AIで画像販売してみた!おすすめ販売サイトと出品のコツを紹介
- PikaでAI動画を作ると崩れやすい動き7つ|実際の失敗キャプチャつきで解説
- createimgとは?使い方・できること・おすすめプロンプト例をわかりやすく解説【2026年版】

