ChatGPTを使ってみたけど…
「思ったような答えが返ってこない」
「便利って聞いたのに、全然使いこなせない…」
そんなモヤモヤを感じたことはありませんか？
実はこれ、多くの初心者が最初につまずく“あるある”なんです。
ChatGPTは非常に優秀なAIですが、「ただ質問するだけ」ではその力を引き出せません。
本記事では、ChatGPTをうまく使えない理由と、誰でもできる改善方法をわかりやすく解説します。
ChatGPTがうまく使えない人の共通点とは？
ChatGPTはとても高性能なAIですが、誰でも最初からうまく使えるわけではありません。
実際に使ってみて「なんだか思ったほど便利じゃないな…」と感じたことはありませんか？
その原因の多くは、ちょっとした使い方のズレにあります。
ここでは、ChatGPTをうまく使えないと感じる人がやりがちなパターンを、具体例とともに紹介します。
❶ 質問があいまいすぎる
ChatGPTは「具体的な指示」に対して最も的確な回答を返してくれるAIです。
なので！
質問がぼんやりしていると、答えもぼんやりしてしまいます。
例えば、
「おすすめの本は？」
このような質問では、ChatGPTも困ってしまいます。
「誰に向けて？ジャンルは？何を求めてるの？」という情報が抜けているからです。
正しくは、
「30代の女性に人気がある、感動系の小説を3冊教えて。その理由も添えて。」
といったように、対象・ジャンル・冊数・条件を明確にすると、より満足できる回答が得られます。
❷ 一問一答で終わってしまう
ChatGPTは、会話の流れの中で精度を高めていくAIです。
にもかかわらず、「1回質問して終わり」という使い方をしてしまうと、表面的な回答しか得られないことが多いです。
たとえば、
Q：「ブログのネタを考えてください」
A：「AIツールの紹介、働き方改革、副業に関する記事などがあります」
ここで終わってしまうのではなく、
Q：「副業に関する記事って、どんな切り口が人気ですか？」
Q：「その中でも初心者向けのテーマはありますか？」
と続けていくことで、どんどん具体的で実用的なアイデアが出てきます。
ChatGPTは“相棒”のように会話することで、力を発揮してくれる存在です。
❸ 回答の形式を指定していない
「ChatGPTに何かを聞いたら、とても長い文章が返ってきた…」「見づらくて読む気がしない」
そんな経験はありませんか？
実は、ChatGPTは形式や文体の指示をしないと、自動的に“説明調の長文”で返すことが多いのです。
でも、こう伝えるだけで劇的に変わります。
「初心者にもわかりやすく、箇条書きで3つにまとめてください」
「300文字以内で要点だけ教えてください」
このように、出力の形式や文字数、文体を事前に伝えることで、見やすく使いやすい回答が得られます。
❹ 回答をそのまま鵜呑みにしてしまう
最後に大事なポイント！
ChatGPTの回答を「正しい」と思い込んでしまうのは危険です。
ChatGPTは非常に自然な言葉で答えてくれますが、ウソをつくこともあるんです。
専門的な話や数字、日付、固有名詞などの情報は、誤っていることも。
たとえば、
Q：「〇〇という映画はNetflixで見られますか？」
A：「はい、見られます。」
……実際には配信されていないこともあります。
ChatGPTの回答は“参考情報”として受け止め、自分で裏取りすることがとても大切です。
ChatGPTを使いこなすためのシンプルなコツ
では、初心者でもすぐに実践できる改善テクニックをいくつかご紹介します。
まず大切なのは、質問の精度を上げることです。
「おすすめの小説を教えて」ではなく、
「30代女性に人気で感動できる小説を3冊、理由も添えて」
と聞くだけで、驚くほど回答の質が変わります。
次に、ChatGPTに“役割”を与える方法があります。
たとえば、
「あなたはプロの編集者です。初心者にもわかるように解説してください」
というように“立場”を指定すると、より専門的で適切な回答になります。
また、出力形式やトーンの指定も有効です。
「300文字以内で」「初心者にもわかりやすく」「箇条書きで」
このように伝えると、読みやすく、扱いやすい形で返してくれます。
そして最後に忘れてはいけないのが、自分でチェックする習慣。
ChatGPTは便利な反面、必ずしも正確な情報を出すとは限りません。
特にブログやSNSなどで活用する際は、必ず自分の目で確認することが大切です。
おわりに
ChatGPTを「うまく使いこなせない」と感じている方の多くは、
ほんの少しの工夫を加えるだけで、見違えるように使いやすくなります。
最初は慣れないかもしれませんが、コツをつかめば“頼れる相棒”になるのがChatGPTの魅力。
ぜひ今回紹介したポイントを試して、あなただけの使い方を見つけてみてください！
(おまけ1)初心者向けChatGPT活用のためのプロンプト集
🔹 文章作成編
▶︎ ブログの導入文を考えてほしいとき
あなたはSEOライターです。初心者にもわかりやすく、◯◯について紹介するブログ記事の導入文を300文字以内で作成してください。トーンはフレンドリーでお願いします。
▶︎ SNS投稿のアイデアが欲しいとき
あなたはSNSマーケターです。20代向けに、ChatGPTの便利な使い方をInstagramで紹介する投稿のアイデアを5つ、キャッチコピーつきで考えてください。
🔹 アイデア出し編
▶︎ 副業ネタを考えてほしいとき
初心者でも始めやすい副業のアイデアを10個、ジャンルごとに分けて箇条書きで教えてください。各アイデアに短い説明をつけてください。
▶︎ 商品名や企画名を考えたいとき
AIで作った画像を販売するECサイトの名前を考えています。親しみやすく、覚えやすい名前を10個提案してください。
🔹 情報整理・要約編
▶︎ わかりやすく要約してほしいとき
以下の文章を初心者にもわかるように、300文字以内で要点だけをまとめてください。文体は「です・ます調」でお願いします。
[ここに要約したい文章を貼る]
▶︎ 比較表を作成してほしいとき
「Notion」と「Evernote」と「OneNote」の違いを、初心者向けにわかりやすく表形式でまとめてください。対象者はビジネス初心者です。
🔹 相談・思考整理編
▶︎ 考えがまとまらないとき
自分のキャリアに悩んでいます。以下の悩みを聞いたうえで、選択肢や考え方を提案してください。専門家目線で、かつやさしくアドバイスしてください。
[悩みを入力]
▶︎ アイデアにフィードバックが欲しいとき
以下のアイデアについて、改善点や追加したほうがよいポイントをフィードバックしてください。
[アイデアを入力]
(おまけ2)初心者向けChatGPT出力形式のテンプレート集
ChatGPTに返答のスタイルやトーンを指定することで、出力の質が大きく変わります。
以下はそのまま追加できる「魔法の一言」です。
出力形式のテンプレ
- 箇条書きでお願いします
- 表にまとめてください
- 300文字以内でお願いします
- 要点だけ3つに絞ってください
- 初心者にもわかるように説明してください
- 小学生にもわかるようにしてください
- ステップバイステップで説明してください
- 結論から先に述べてください
トーンのテンプレ
- 優しくフレンドリーな口調で
- 専門家のような口調で
- ユーモアを交えて
- ビジネス向けの丁寧な文章で
- SNS投稿風にカジュアルに
組み合わせ例（完成形）
あなたはキャリアアドバイザーです。
30代の会社員が副業を始めるときに意識すべきポイントを、初心者にもわかるように、箇条書きで3つに絞って教えてください。
トーンは優しくフレンドリーにお願いします。
✨ まとめ
ChatGPTは“問い方”次第で、力強い相棒になります。
うまく使いこなす最大のコツは、「誰に、どのように、どんな形で返してほしいか」を明確に伝えること。
このプロンプト集とテンプレ集を手元に置いて、あなたのChatGPT活用をもっと快適にしていきましょう！
