ChatGPTは質問にすぐ答えてくれたり、ブログの文章をサッと作ってくれたり…。
本当に便利ですよね。
でも、ChatGPTを“ただ使うだけ”で終わっていませんか？
「AIって、なんでこんなに人間っぽく話せるの？」
「どこまで信用していいの？」
「得意なことと苦手なことって何？」
実は、ChatGPTには「得意なこと」と「苦手なこと」がハッキリあります。
ChatGPTの仕組みを理解するだけで、もっと使いこなすことができます。
本記事を読んで、ChatGPTをバリバリ使いこなせるようになってください👆
🧠 ChatGPTの中身とは？
簡単に言うと「予測型の言語AI」
GPTってなに？
ChatGPTのベースとなっているのは、
「GPT（Generative Pre-trained Transformer）」という言語モデルです。
簡単に言うと、「たくさんの文章を読み込んで、言葉のつながりのパターンを学んだAI」です。
人間が会話するとき、「このあとにはどんな言葉が続きそうか？」と無意識に考えていますよね。
GPTもそれと同じように、「次に来そうな言葉」を予測して文章を作っています。
つまり、
ChatGPTは“意味を理解している”のではなく、
“言葉のつながりを予測している”んです。
トークンってなに？
ChatGPTは文章を「トークン」という単位で処理します。
これは単語よりも細かい単位で、英語なら1語＝1トークン、日本語では1語が1〜3トークンになることもあります。
例：
- 「ありがとう」→ 1トークン
- 「こんにちは！」→ 2〜3トークンになることも
このトークンには制限があり、一度に処理できる情報量（トークン数）には上限があります。
そのため、
会話が長くなると「以前のやり取りを忘れてしまう」こともあるのです。
✅ ChatGPTの得意なこと
パターンと表現の天才！
ChatGPTは、人間のような“感情”や“理解”があるわけではありません。
でも、「これまで学んだ膨大な言葉のパターン」を活用して、実にさまざまなことができます。
ここでは、ChatGPTが得意とする代表的なジャンルを紹介します。
① 文章作成・要約・翻訳
ChatGPTは、テンプレート化しやすい文章や、パターンが決まりやすい表現を作るのが得意です。
例としては、
- ブログや商品説明の文章作成
- 複雑な文章の要約
- 英語や他言語の翻訳
「シンプルでわかりやすくして」と伝えると、それに応じた調整も可能です。
② 会話形式での説明・相談
ChatGPTの魅力のひとつは、自然な会話です。
質問すると、人間と話しているかのようにスムーズな返事が返ってきます。
特に、難しい内容を“やさしくかみ砕いて説明する”ことに長けており、初心者の学習支援にもぴったりです。
③ アイデア出し・ブレスト
ChatGPTは、「○○のアイデアを10個出して」といったブレスト的な使い方にも向いています。
過去の学習から似たような事例を組み合わせ、新しい発想のヒントを与えてくれます。
⚠️ ChatGPTの苦手なこと
事実確認・最新情報・感情の理解
得意なことがあれば、当然ながら苦手なこともあります。
ChatGPTを使ううえで、特に注意したい「3つの弱点」を紹介します。
① 嘘をつくことがある（ハルシネーション）
ChatGPTは「それっぽい答え」を作るのは得意ですが、
事実と異なることを自信満々に言ってしまうことがあります。
これを「ハルシネーション」と呼びます。
たとえば…
Q：日本でいちばん高い山は？
A：富士山です（←正解）
…のように簡単な内容なら正確ですが、
複雑な日付、法律、最新ニュースなどは平気で間違うことがあるので注意が必要です。
② 会話が長いと“忘れる”
前述の「トークン制限」にも関係しますが、会話が長くなると前の話を忘れてしまうことがあります。
たとえば、5つ前の話題に戻ると「覚えていない」ような返事になることも。
→ 必要な情報は「毎回しっかり伝える」ことが大切です。
③ 感情や常識を“本当に理解している”わけではない
ChatGPTが「悲しいですね」と言っても、それはあくまで言葉のパターンとしての返答であって、
人間のような感情や共感をしているわけではありません。
これは、心理的な相談や感情に配慮したやりとりでは、誤解やズレが起こりやすい要因でもあります。
🎯 ChatGPTをもっと上手に使うコツ
ここまでの知識を踏まえて、ChatGPTを“賢く・気持ちよく”使うコツをお教えします。
① なるべく具体的に伝える
✖悪い例：
なんかいい感じの文章つくって
⭕良い例：
Instagramに使う、やさしい口調のキャプションを100文字以内で作って
具体的に指示すればするほど、理想に近い答えが返ってきます。
② 役割を与える
「あなたはプロのWebライターです」
「小学生にもわかるように説明して下さい」
このように前置きを加えるだけで、出力のトーンや精度が大きく変わります。
③ ファクトチェックは必ず自分で！
ChatGPTの回答は「参考情報」として活用し、
重要な事実や数字は必ず自分で確認することをおすすめします。
【まとめ】
仕組みを知れば、ChatGPTはもっと強力な“相棒”になる
ChatGPTは、「大量の文章パターンを学んだAI」です。
人間のように思考しているわけではありませんが、得意・不得意を理解して使えば、非常に頼れる存在になります。
- 文章作成・要約・会話などは得意
- 事実確認や感情の理解は苦手
- 具体的な指示とファクトチェックがカギ
“ただ使うだけ”ではもったいない。
ぜひ、仕組みを理解して、あなたの仕事・学び・日常に最大限に活かしてみてください！
