最近よく耳にする「ChatGPT」や「生成AI」──
興味はあるけど、「セキュリティが心配」「会社で使用が禁止されている」「なんとなく怖い」と感じて、
まだ一歩が踏み出せない…そんな方も多いのではないでしょうか。
そんな方はこんな風に思っていませんか?
💬「社内情報を入力したら漏洩するんじゃ…」
💬「ChatGPTって、勝手にデータを覚えてしまうのでは?」
💬「AIは便利そうだけど、危険なことにも使われているって聞いた…」
実際、多くの企業では情報漏洩のリスクから、業務利用を制限・禁止しているケースも多いです。
特に機密情報や顧客データなどを扱う職場では、「AI利用は禁止」と言われることも少なくありません。
ですが、正しい知識と使い方を知っていれば、ChatGPTは安全に活用できるツールです。
この記事では、「ChatGPTのセキュリティ面での不安」とその対処法についてわかりやすく解説します。
最後には、無料でも安心して使える設定方法も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
ChatGPTのセキュリティリスクって本当にあるの?
「ChatGPTを使ったら、自分の入力内容が勝手に学習されてしまうのでは?」
「大切な情報がどこかに送信されるかも…」
そんな不安を感じて、使うのをためらっている人も多いのではないでしょうか。
それでは、一度ChatGPTのセキュリティ面について整理してみましょう👆
● ChatGPTは“使った内容を学習に使う”ことがある
実は、ChatGPTを提供しているOpenAIは、
「ユーザーが入力した内容をAIの品質向上のために利用(学習)することがある」と公式に公表しています。
これはあくまで「AIをより賢くするためのトレーニング用データ」として使うもので、
悪意を持って情報を盗むというものではありません。
ですが、
● 絶対にやってはいけない使い方
セキュリティ上、以下のような情報をChatGPTに入力するのはNGです。
- 会社の機密情報(仕様書、社内ルールなど)
- 顧客情報や個人情報(氏名、電話番号、メールアドレスなど)
- ログイン情報やパスワード
これらは一度入力すると削除できない可能性があり、
万が一データが外部に流出するようなことがあれば、大きな問題になりかねません。
● ChatGPT側でもセキュリティ対策はされている
とはいえ、OpenAI側でも一定のセキュリティ対策を講じています。
- 通信内容は暗号化されている(第三者に盗み見されにくい)
- チームや法人向けには学習無効化のオプションがある
- 違反コンテンツや不正利用を防ぐモニタリング体制も整っている
これらにより、個人レベルでの一般的な利用であれば、極端に怖がる必要はありません。
しかし、これらのセキュリティは万全ではないので、私たちも気を付ける必要はあります。
✔ ポイントまとめ:
- ChatGPTは入力内容を学習に使うことがある
- 機密情報や個人情報は絶対に入力しない
- ChatGPT側でもセキュリティ対策はされているが、使い方には注意が必要
次のセクションでは、「じゃあ安全に使うにはどうすればいいの?」という疑問に対して、
実際に無料で設定できる「学習されない」使い方をわかりやすく紹介していきます。
安心して使うためのコツと“学習に使われない”設定方法
実は、無料プランでも「学習に使わせない設定」が簡単にできることをご存知ですか?
この設定をすれば、あなたの入力内容がChatGPTの学習に使われることはなくなります。
つまり、安心して使うための第一歩がすぐに踏み出せるのです。
● 履歴と学習をオフにする設定方法(無料でも可能)
以下の手順で設定をすれば、ChatGPTがあなたの会話内容を保存・学習しなくなります。
🔧 手順(無料プランでも可能):
- ChatGPT(https://chatgpt.com)にログイン
- 左下の「自分のアイコン」または「…(3点リーダー)」をクリック
- 「設定(Settings)」を選択
- 「データ管理(Data Controls)」を選ぶ
- 「すべての人のためにモデルを改善する(Improve the model for everyone)」のチェックを外す

この設定を行うと、「チャット履歴」が残らなくなり、
同時にあなたの会話内容がAIのトレーニングデータにも使われなくなります。
(ただし、法令順守やサービス向上のため、一時的な保存はある可能性があります)
● 有料プランなら、さらに安心して使える
もし業務レベルでの利用やセキュリティをさらに強化したい場合は、
有料の「ChatGPT Plus(20ドル/月)」を検討してもよいでしょう。
- ビジネス用プランではデフォルトで学習が無効
- 管理者によるデータ制御が可能
- チームでの利用にも適している
とはいえ、勉強や副業、アイデア出しといった個人の範囲であれば、無料プランでも十分安心して活用可能です。
● 機密情報を入れないのが大前提
最後に大切なことをもう一度。
設定を変えても、重要な個人情報や会社のデータは絶対に入力しないようにしましょう。
「誰に見られても大丈夫な内容だけを使ってAIの力を借りる」
これが、安心してChatGPTを活用するための基本ルールです。
✔ ポイントまとめ:
- 無料でも「履歴と学習」をオフにすれば安心して使える
- 機密情報を避ければ、個人利用には十分安全!
不安だったAIも、使い方次第で頼れる相棒に。ぜひChatGPTを体験してみてください!
