「もっと詳しく教えてほしいのに、なぜか浅い回答しか返ってこない」
「毎回同じような指示を書くのが地味に面倒」
「気づいたら、ChatGPTとの会話が長文コピペ大会になっている」
実はこの悩み、/deepや/humanのような一言を質問の前に付けるだけで解決します。
本記事では、実用性だけを基準に厳選した30個の「裏コマンド風プロンプト」を、仕事・文章作成・SNS運用の場面別に一覧化しました。コピペしてすぐ試せます。
最初に知っておきたいこと
この記事で紹介するコマンドは、ChatGPTに標準搭載された秘密機能ではありません。
SNSでは「裏コマンド」「裏技コード」などと呼ばれていますが、実際は英単語を使った短い指示文です。ChatGPTが単語の意味を読み取り、回答形式を変えてくれます。
例えば、次のように入力します。
/deep NISAの仕組みを教えて
多くの場合はこれだけでも意図が伝わります。より安定して使いたい人向けに、記事後半へ「30個を一括登録するプロンプト」も用意しました。
① 理解・要約に使える5選
1. /deep:内容を詳しく深掘りする
表面的な説明ではなく、背景・理由・具体例・注意点まで詳しく知りたいときに使います。
/deep 新NISAのメリットと注意点を教えて
おすすめ用途:制度の理解、商品リサーチ、勉強、企画の深掘り
/deepを付けても、特別な上位モデルや「Deep Research」が自動的に起動するわけではありません。詳しい回答を求める指示として機能します。
2. /eli5:小学生にも分かるように説明する
専門用語を減らし、簡単な言葉で説明してもらいます。ELI5は「Explain Like I’m 5」の略です。
/eli5 生成AIの仕組みを説明して
おすすめ用途:初めて学ぶ分野、専門用語の理解、人への説明
3. /analogy:たとえ話で分かりやすくする
難しい仕組みを、料理・学校・会社などの身近なものに置き換えて説明してもらいます。
/analogy ChatGPTが文章を作る仕組みを料理にたとえて
おすすめ用途:プレゼン、教育、難しい内容の理解
4. /summary:重要な内容を要約する
長文から結論や重要ポイントを残して、読みやすくまとめます。
/summary 以下の議事録を5項目でまとめて
おすすめ用途:会議メモ、ニュース、資料、動画の文字起こし
5. /tldr:結論だけを短くまとめる
TL;DRは「Too Long; Didn’t Read」の略で、「長いので要点だけ」という意味です。
/tldr 以下の文章を3行でまとめて
おすすめ用途:急いでいるとき、長文メール、記事の結論確認
/summaryよりも短く、結論を優先したいときに向いています。
② 計画・整理に使える5選
6. /steps:番号付きの手順に分ける
やるべきことを、初心者でも順番に実行できる形へ変換します。
/steps noteで有料記事を公開する方法
おすすめ用途:操作方法、申請手続き、作業マニュアル
7. /checklist:チェックリストに変換する
準備や確認事項を、抜け漏れを確認できる一覧にします。
/checklist 入院前に準備するものをまとめて
おすすめ用途:旅行、仕事、引っ越し、イベント、投稿前確認
8. /priority:優先順位を付ける
複数のタスクを、重要度・緊急度・効果などで並べ替えます。
/priority 今日やるべき仕事を、重要度と緊急度で整理して
おすすめ用途:タスク管理、勉強計画、改善施策の選定
9. /plan:実行計画を作る
目標に対して、いつ・何をするかを具体的に組み立てます。
/plan 3か月で資格試験に合格する勉強計画を作って
おすすめ用途:勉強、副業、ダイエット、プロジェクト
10. /blueprint:目標達成までの設計図を作る
計画だけでなく、前提条件・必要なもの・手順・確認ポイント・リスク・最初の一歩まで整理します。
/blueprint Instagramのフォロワーを半年で1万人に増やしたい
おすすめ用途:中長期目標、新規事業、SNS運用、大きなプロジェクト
/planは行動予定、/blueprintは全体の設計図を作りたいときに向いています。
③ 文章を整える5選
11. /human:人が書いたような自然な文章にする
機械的な表現、同じ語尾の繰り返し、不自然に整いすぎた文章を修正します。
/human 以下の文章を、会話するような自然な日本語にして
おすすめ用途:ブログ、note、SNS、自己紹介、メール
文章を自然にするコマンドであり、AI判定ツールを必ず回避できるという意味ではありません。
12. /fix:文章の誤りや不自然さを修正する
誤字脱字、文法、言葉の重複、読みにくい部分をまとめて直します。
/fix 以下の文章を、意味を変えずに修正して
おすすめ用途:メール、報告書、投稿文、ブログの推敲
13. /shorten:意味を保ちながら短くする
/shorten 以下の文章を100文字以内にして
おすすめ用途:SNS、プロフィール、要点整理、文字数制限
14. /expand:情報を補って詳しくする
短いメモや箇条書きから、背景や具体例を追加した文章を作ります。
/expand このメモを、初心者向けの500文字の記事にして
おすすめ用途:記事作成、企画書、説明文、台本
15. /format:読みやすい形式に整える
見出し、箇条書き、表などを使って、内容を見やすく整理します。
/format 以下の情報を、見出しと箇条書きで読みやすくして
おすすめ用途:資料、マニュアル、note、社内共有
④ 表現・返信に使える5選
16. /soften:強い表現を柔らかくする
断定的・攻撃的に見える文章を、相手へ配慮した表現に変えます。
/soften この断りのメールを、角が立たない表現にして
おすすめ用途:断り、注意、クレーム対応、仕事の依頼
17. /assertive:曖昧な表現をはっきりさせる
弱すぎる文章を、失礼にならない範囲で自信のある表現に変えます。
/assertive この値上げ交渉の文章を、丁寧かつ明確にして
おすすめ用途:交渉、提案、催促、意思表示
18. /reply:相手に合わせた返信を作る
受け取った文章を貼り付けて、返信の目的や温度感を伝えます。
/reply 以下の連絡に、了承したことを丁寧に返信して
おすすめ用途:LINE、DM、Slack、仕事の連絡
19. /email:目的に合ったメールを作る
/email 取引先へ、納期が3日遅れることを丁寧に伝えて
おすすめ用途:謝罪、依頼、催促、日程調整、お礼
相手・目的・伝える内容・文章の雰囲気を入れると、精度が上がります。
20. /translate:自然な表現で翻訳する
/translate English 以下を、海外のSNSで自然に見える英語にして
おすすめ用途:メール、SNS、旅行、海外向けコンテンツ
「直訳」「ビジネス向け」「カジュアル」なども一緒に指定できます。
⑤ 比較・判断に使える5選
21. /compare:同じ基準で比較する
複数の選択肢を、指定した評価項目で比べます。
/compare ChatGPTとGeminiを、料金・機能・向いている人で比較して
おすすめ用途:商品選び、サービス比較、ツール選定
22. /proscons:メリットとデメリットを整理する
/proscons 会社を休職して副業に集中すること
おすすめ用途:転職、購入、投資、重要な意思決定
23. /rank:条件に沿って順位を付ける
/rank 1万円以下のイヤホンを、通話品質重視で順位付けして
おすすめ用途:商品比較、候補選定、アイデアの絞り込み
24. /critic:弱点や見落としを厳しく指摘する
肯定的な意見だけでなく、失敗しそうな点や矛盾を確認します。
/critic この副業計画の弱点を、遠慮せず指摘して
おすすめ用途:企画の見直し、投稿前確認、リスク分析
25. /factcheck:事実と推測を分けて確認する
/factcheck 以下の文章を、事実・推測・未確認情報に分けて確認して
おすすめ用途:記事、ニュース、SNS投稿、商品紹介
最新情報を確認したい場合は、次のように検索と出典も明示してください。
/factcheck Webで最新情報を確認し、出典リンクを付けて
検索機能が使えない環境では、ChatGPTだけで事実確認を完結できない場合があります。
⑥ アイデア・SNS・実行に使える5選
26. /hook:続きを見たくなる冒頭を作る
最初の1〜2秒や書き出しで、興味を引く文章を複数提案します。
/hook ChatGPT初心者向けリールの冒頭を10案作って
おすすめ用途:Instagram、TikTok、YouTube、記事タイトル
27. /caption:SNS用のキャプションを作る
/caption Instagram この動画に合うキャプションを、保存を促す形で作って
おすすめ用途:Instagram、TikTok、YouTube Shorts、X
媒体・ターゲット・目的・文字数を指定すると、より使いやすくなります。
28. /ideas:アイデアを複数出す
/ideas AI初心者向けのショート動画企画を20個出して
おすすめ用途:企画、投稿ネタ、商品名、プレゼント案
29. /questions:回答前に必要な質問をさせる
条件が足りないまま回答を作らず、結果を左右する質問から始めてもらいます。
/questions 私に必要な質問をしてから、転職計画を作って
おすすめ用途:転職、旅行計画、商品選び、個別の相談
30. /action:次にやることを明確にする
話し合いや長文から、具体的な行動へ落とし込みます。
/action この会議メモから、担当者・期限・優先度付きでタスクを抜き出して
おすすめ用途:会議、相談、プロジェクト、目標管理
コマンドは組み合わせるとさらに便利
一度に2〜3個を組み合わせると、回答形式をより細かく指定できます。
難しい内容を短く、分かりやすくする
/tldr /eli5
以下の文章を3行で分かりやすく説明して
計画を作って弱点も確認する
/blueprint /critic
AIを使った副業で月5万円を目指す計画を作り、弱点も指摘して
自然なSNS文章にする
/human /shorten /caption
以下の文章をInstagram向けに150文字以内で整えて
比較しておすすめ順に並べる
/compare /rank
以下の3商品を比較し、初心者向けの順に並べて
組み合わせすぎると指示がぶつかるため、一度に2〜3個までがおすすめです。
30個を安定して使うための一括登録プロンプト
新しいチャットの最初に、以下をコピーして送ってください。
これから、以下のスラッシュコマンドを回答形式のショートカットとして扱ってください。
コマンドの後ろにある文章、または直前に提示した文章を処理対象にしてください。
複数のコマンドがある場合は、矛盾しない範囲ですべて適用してください。
文字数・件数・対象者などが指定されている場合は、その条件を優先してください。
重要な情報が不足している場合は、勝手に決めず必要な質問をしてください。
/deep = 背景・理由・具体例・注意点まで詳しく深掘り
/eli5 = 専門用語を避け、小学生にも分かる言葉で説明
/analogy = 身近なたとえ話を使って説明
/summary = 重要な内容を残して要約
/tldr = 結論を優先して非常に短く要約
/steps = 初心者でも実行できる番号付き手順に分解
/checklist = 確認欄付きのチェックリストに変換
/priority = 重要度・緊急度・効果を基準に優先順位を設定
/plan = 目標に対する実行計画を作成
/blueprint = 前提条件・必要なもの・手順・確認ポイント・リスク・最初の一歩まで設計
/human = 機械的な表現や同じ語尾を避け、自然な文章に修正
/fix = 誤字脱字・文法・重複・不自然な表現を修正
/shorten = 意味を保ちながら指定文字数まで短縮
/expand = 背景・理由・具体例を補って詳しく展開
/format = 見出し・箇条書き・表などで読みやすく整理
/soften = 強い表現を、相手に配慮した柔らかい表現へ変更
/assertive = 曖昧な表現を、丁寧かつ自信のある表現へ変更
/reply = 相手・目的・温度感に合った返信文を作成
/email = 宛先・目的・要点に合ったメールを作成
/translate = 直訳を避け、指定言語で自然な表現に翻訳
/compare = 同じ評価軸を使って比較
/proscons = メリット・デメリット・判断基準を整理
/rank = 指定条件で順位付けし、理由も説明
/critic = 弱点・矛盾・リスク・見落としを遠慮せず指摘
/factcheck = 事実・推測・未確認情報を分け、確認可能な根拠を提示
/hook = 続きを見たくなる冒頭を複数提案
/caption = 指定SNSと目的に合ったキャプションを作成
/ideas = 条件に合うアイデアを指定数提案
/questions = 回答を作る前に、結果を左右する不足情報を質問
/action = 内容を具体的な次の行動へ変換
登録が完了したら、利用できるコマンド名だけを一覧で表示してください。
頻繁に使う場合は、この設定文をChatGPTのカスタム指示やプロジェクトの指示へ登録しておくと、毎回貼り付ける手間を減らせます。
コマンドを自分で作る方法
スラッシュコマンドの数に上限はなく、自分の作業に合わせて追加できます。
基本形は次のとおりです。
/コマンド名 = 実行してほしい内容
例えば、ショート動画を作る人なら次のような専用コマンドを登録できます。
/reel = 内容を「冒頭の引き→本題→意外性→CTA」の30秒リール台本に変換
/scenes = 台本を画像・動画生成用の12シーンに分割
短く覚えやすい名前にして、出力形式まで具体的に定義するのがコツです。
使用時に注意したい3つのこと
1. コマンドは魔法の機能ではない
ChatGPTの制限を解除したり、隠された能力を開放したりするものではありません。長い指示を短い名前へ置き換えているだけです。
2. 重要な情報は自分でも確認する
/deepや/factcheckを使っても、誤った情報が出る可能性はあります。医療・法律・税金・投資など、重要な判断に使う場合は一次情報も確認してください。
3. 条件を追加すると精度が上がる
コマンドだけでなく、対象者・目的・文字数・件数・雰囲気なども加えると、回答がさらに使いやすくなります。
/caption Instagram
AI初心者向けに、200文字以内、親しみやすい雰囲気で、最後に保存を促して
まとめ
今回紹介した30個の中でも、最初は次の5個から試すのがおすすめです。
/deep:詳しく深掘りする/tldr:結論だけ短くまとめる/steps:手順に分ける/human:自然な文章にする/critic:弱点を確認する
ChatGPTから良い回答を得るために、毎回長いプロンプトを書く必要はありません。
まずは、いつもの質問の前に/deepや/stepsを付けて、回答がどう変わるか試してみてください。
※本記事で紹介したコマンドはChatGPTの公式コマンドではなく、自然言語による指示を短縮した独自のショートカットです。利用環境や質問内容によって、回答形式が異なる場合があります。

